1952-05-19 第13回国会 衆議院 労働委員会公聴会 第1号
あくまでも労働組合としてりつぱな労働組合であるならば、ストをしなければならぬときには当然ストをされるでありましよう。ですから今の段階において、ストをやることがよいか悪いかという判断の問題は、おのずからその立場によつて判断が違いましようが、とにかく原則論といたしましては、あくまでも労働組合はストをやつてはいかぬとか、スト権を奪つて産業平和をやろうとかいうような意味ではございません。
あくまでも労働組合としてりつぱな労働組合であるならば、ストをしなければならぬときには当然ストをされるでありましよう。ですから今の段階において、ストをやることがよいか悪いかという判断の問題は、おのずからその立場によつて判断が違いましようが、とにかく原則論といたしましては、あくまでも労働組合はストをやつてはいかぬとか、スト権を奪つて産業平和をやろうとかいうような意味ではございません。
小さな單位組合こそわれわれは守つて、これをりつぱな労働組合に助成して行かなければならないのであります。こういう見地からしても、職業的資格のある者云々は削除すべきであると考える。そうして公正なるというふうに修正をされんことを望むものであります。また財政的に雇い入れることができましても、外部の者に監査なさしめるということのごときは、組合の自主性を最も阻害するものであると私どもは考えるものであります。
そのためには、日本再建の中核体となり得るりつぱな労働組合の組織運動に成功しなくてはならぬのであります。そのりつぱな労働組合は、一朝一夕に成るものではございいません。五年、十年、いなそれ以上の歳月を費して献身的に努力されるところに初めてその成果があるのであります。